農林漁業公庫総裁相手に息巻く
平成13年(2001年)4月4日付山形新聞から全文掲載
 三日の参院農林水産委員会で岸宏一参院議員は、農林漁業金融公庫法の一部改正について質問、同公庫の鶴岡俊彦総裁に健全経営と徹底したコスト削減を行い、農家などへの貸し付けに支障が出ないようにと息巻いた=写真。
 改正で、公庫の資金調達がこれまでの資金運用部からの借り入れが、債券を発行し金融市場からの独自調達となり、経営の健全性が求められている。岸氏は長期低利で生産者に貸し付け、一方で資金調達の金利が高く、逆ざやの拡大になることを指摘しながら「どう対応していくか」と、総裁の考えをただした。総裁は「初めてのことで不安も大きい」と小さな声で答弁すると、すかさず「もっと大きな声で発言を」と注文。さらに「経営の自立性を高め、新たな事務所の開設といった経費のかかることはせず、農協、信連などの金融機関との業務委託を充実して貸付に影響が出ないようすべきだ」と詰め寄った。総裁は同意しながら「責任ある態勢で貸し付け後のケアにも努める」と述べ“公庫経営論”を締めくくった。